TBS系列の人気番組「マツコの知らない世界」では、これまでに餃子に関するテーマが複数回にわたって放送されてきました。なかでも宇都宮餃子に関連するお店や商品は、放送後に大きな反響を呼び、行列が一層長くなったり、お取り寄せ商品が即完売したりと、そのTV効果は絶大です。
宇都宮市は浜松市・宮崎市とともに「餃子の街」として全国的に知られ、市内には200軒以上の餃子店がひしめいています。宇都宮餃子の特徴は、白菜やキャベツ、ニラなど野菜をたっぷり使ったあっさりめの味わいで、にんにくも控えめなお店が多い点。肉よりも野菜のおいしさを引き出すという、独自の餃子文化が根づいています。
この記事では、「マツコの知らない世界」の餃子関連回で取り上げられた宇都宮餃子のお店・商品を放送回ごとに整理してまとめました。番組をきっかけに宇都宮餃子に興味を持った方や、実際に食べ歩きを計画している方の参考になれば幸いです。
「マツコの知らない世界」餃子関連の放送回まとめ
マツコの知らない世界では、餃子をテーマにした回が複数放送されています。宇都宮餃子に関係する主な放送回は以下のとおりです。
| 放送日 | テーマ | 出演者 | 宇都宮関連の紹介 |
|---|---|---|---|
| 2015年1月 | 宇都宮餃子の世界 | 塚田亮一(東京餃子通信 編集長) | 和の中 ほか |
| 2020年3月31日 | お取り寄せ餃子の世界 | 小野寺力・いつか夫妻(焼き餃子協会) | 青源(柚子みそ餃子) |
2015年の「宇都宮餃子の世界」では、地元で愛される実力店が複数紹介され、放送直後から行列店が続出しました。2020年の「お取り寄せ餃子の世界」は全国各地の冷凍餃子がテーマでしたが、宇都宮からも一店舗がピックアップされています。
【2015年放送】宇都宮餃子の世界で紹介されたお店
2015年1月に放送された「宇都宮餃子の世界」には、東京餃子通信の編集長・塚田亮一さんがゲストとして出演。宇都宮餃子の魅力を熱くプレゼンし、マツコ・デラックスさんも唸った店舗が紹介されました。
和の中(わのなか)
番組内で宇都宮餃子の代表店として大きく取り上げられたのが「和の中」です。JR宇都宮駅から車で約15分、駒生(こまにゅう)エリアに位置する薬膳中華のお店で、一般的な「餃子専門店」とは一線を画す存在です。
モンゴル出身のご主人が「医食同源」をコンセプトに営んでおり、餃子にも香辛料や薬膳の要素が取り入れられています。自然発酵させたもちもちの皮と、スパイスの効いた奥行きのある餡が特徴で、なかでも「薬膳ゆで餃子」はマツコさんが絶賛した一品として話題になりました。
放送後は連日行列が発生し、開店前から待つ人が続出。食べログの口コミでも「マツコの知らない世界で紹介されていたので来ました」という声が数多く寄せられています。
| 店名 | 和の中(わのなか) |
|---|---|
| 住所 | 栃木県宇都宮市駒生町1296-33 |
| ジャンル | 薬膳中華料理(餃子専門店ではない) |
| おすすめメニュー | 薬膳ゆで餃子、焼き餃子、スープ餃子、とろけるナスの春巻 |
| 備考 | ラーメンやチャーハンなど餃子以外のメニューも充実 |
※営業時間・定休日は変更になる場合があるため、来店前に公式情報を確認してください。
【2020年放送】お取り寄せ餃子の世界で紹介された宇都宮餃子
2020年3月31日に放送された「お取り寄せ餃子の世界」では、全国1,000種類以上のお取り寄せ餃子を食べた小野寺力・いつか夫妻が出演。群馬・宮崎・京都など全国各地の餃子が多数紹介されましたが、宇都宮からは1店舗が番組内で取り上げられました。
青源味噌(あおげん)の「柚子みそ餃子」
番組で紹介された宇都宮餃子は、創業約400年の歴史を持つ老舗味噌蔵「青源味噌株式会社」が手がける「柚子みそ餃子」です。出演者の小野寺さん自身も「宇都宮の餃子をいまさらご紹介しても面白くない」としながら、あえてこの1品を選んで紹介した経緯がありました。
青源味噌は江戸時代初期の寛永2年に創業した宇都宮の老舗で、約30年前に味噌だれで食べる「柚子みそ餃子」を開発。にんにく不使用で、柚子の爽やかな香りと味噌のコクが調和した上品な味わいが特徴です。一般的な宇都宮餃子のイメージとは異なる、独自路線の餃子として注目を集めました。
冷凍のお取り寄せが可能で、JR宇都宮駅ビル「パセオ」内にある実店舗「味噌と餃子 青源 パセオ店」でも食べることができます。焼き餃子・水餃子・ネギ味噌餃子の食べ比べセットも人気です。
| 商品名 | 青源 柚子みそ餃子 |
|---|---|
| 製造元 | 青源味噌株式会社(寛永2年創業) |
| 特徴 | にんにく不使用、柚子の香り、特製味噌だれ付き |
| 実店舗 | 味噌と餃子 青源 パセオ店(JR宇都宮駅ビル内) |
| お取り寄せ | 冷凍餃子として通販可能(15個入り) |
※価格や販売状況は時期により変動するため、最新情報は公式サイトで確認してください。
番組では紹介されなかったが押さえておきたい宇都宮の名店
マツコの知らない世界で直接取り上げられた宇都宮の店舗は限られていますが、番組出演者が「紹介したかった」と後日言及している名店や、宇都宮餃子を語るうえで外せない定番店も多数あります。宇都宮を訪れるなら、あわせてチェックしておきたいお店を紹介します。
宇都宮みんみん
昭和33年(1958年)創業の宇都宮餃子を代表する老舗。白菜をふんだんに使い、にんにくは旨味を感じる程度に抑えたあっさり味が特徴です。焼餃子・水餃子・揚餃子の3種類を楽しめます。本店は餃子通り沿いにあり、平日でもランチタイムは行列必至。宇都宮駅ビル内の「宮みらい店」は比較的入りやすくおすすめです。
餃子専門店 正嗣(まさし)
地元民から根強い支持を集める餃子専門店。メニューは焼餃子と水餃子のみというストイックなスタイルで、ライスやビールの提供もありません。薄めの皮はパリッと焼き上がり、野菜多めのあっさりした餡が何個でも食べられると評判。宇都宮市内に複数店舗を展開しています。
めんめん
JR宇都宮駅から徒歩圏内にある中華料理店で、黄金色に輝く羽根つき餃子が名物。餡にガラスープをたっぷり吸わせているため、噛んだ瞬間に肉汁があふれ出します。隠し味に紹興酒と秘伝の味噌だれを使っているのも特徴。来らっせの常設店舗にも出店しています。
香蘭(こうらん)
50年以上の歴史を持つ餃子の名店。やや厚めのもちもちした皮と、ふっくらジューシーな餡のバランスが秀逸です。焼き餃子だけでなく、水餃子や揚げ餃子にしてもおいしいと評判。冷凍餃子のお取り寄せにも対応しており、来らっせの常設店舗でも食べることができます。
悟空(ごくう)
餃子通り沿いに店を構え、通常の1.7倍サイズという大粒の餃子が特徴。ジャンボ餃子は1粒48gとボリューム満点です。国産の厳選素材にこだわり、1つずつ手包みで仕上げています。特製肉餃子やしそ餃子など複数の種類があり、食べ比べセットも人気。
宇都宮餃子館
JR宇都宮駅前に複数店舗を展開し、観光客にもアクセスしやすい餃子店。0.75mmの極薄皮で焼き上げるパリッとした食感の「健太餃子」が看板メニュー。28種類の食材とスパイスを使ったコクのある餡は、そのままでも十分おいしいと評判です。8種類や12種類の食べ比べメニューも楽しめます。
食べ比べするなら「来らっせ」が便利
宇都宮で効率よく餃子を食べ比べたいなら、MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店の地下1階にある「来らっせ」が便利です。宇都宮餃子会が運営するこの施設には、常設店舗と日替わり店舗の2つのエリアがあります。
常設店舗には「宇都宮みんみん」「めんめん」「香蘭」「龍門」「さつき」の5店舗が入っており、1か所で複数の人気店の味を試すことが可能。日替わり店舗では30種類以上の餃子が曜日ごとに入れ替わり、1皿で複数店舗の餃子を少しずつ味わえる盛り合わせメニューもあります。
| 施設名 | 来らっせ 本店 |
|---|---|
| 住所 | 栃木県宇都宮市馬場通り2-3-12 MEGAドン・キホーテ ラパーク宇都宮店 B1F |
| 営業時間 | 平日 11:00〜20:30(L.O. 20:00)/土日祝 11:00〜21:00(L.O. 20:30) |
| 常設店舗 | 宇都宮みんみん、めんめん、香蘭、龍門、さつき |
| アクセス | JR宇都宮駅から徒歩約15分 |
※営業時間・定休日は店舗により異なります。特にみんみんは木・金曜日が休業となる場合があるため、事前に公式サイトで確認してください。
宇都宮餃子を楽しむためのポイント
初めて宇都宮で餃子を食べ歩くなら、いくつか知っておくと便利なポイントがあります。
まず注文方法について。宇都宮では1人前を「シングル」、2人前を「ダブル」と呼ぶお店が多く、焼餃子は「ヤキ」、水餃子は「スイ」、揚餃子は「アゲ」と略して注文するのが通のスタイルです。1人前は6個が基本で、最初から複数種類を注文して食べ比べるのが地元流の楽しみ方です。
タレについても宇都宮ならではの文化があります。多くの店では酢・醤油・ラー油が用意されていますが、お酢多め(酢4:醤油1程度)で食べるのがおすすめ。酢を多くすることで、野菜と肉の素材の旨味がより引き立つとされています。
食べ歩きのルートとしては、JR宇都宮駅と東武宇都宮駅の間に名店が集中しているため、徒歩でのはしごが可能。餃子通り周辺には「みんみん」「悟空」「正嗣」などが点在しており、2〜3軒のはしごが定番です。
まとめ
「マツコの知らない世界」で宇都宮餃子が紹介された回は主に2回。2015年の「宇都宮餃子の世界」では薬膳中華の「和の中」が代表店としてクローズアップされ、2020年の「お取り寄せ餃子の世界」では老舗味噌蔵「青源」の柚子みそ餃子がお取り寄せ商品として登場しました。
どちらも定番の宇都宮餃子とは一味違う個性派の店・商品が選ばれており、宇都宮餃子の奥深さを感じさせるラインナップだったと言えます。番組で紹介された店はもちろん、みんみんや正嗣、めんめんといった王道店も含めて、ぜひ実際に宇都宮を訪れて食べ比べを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※本記事の情報は2026年4月時点のものです。営業時間・定休日・メニュー内容・価格は変更になる場合がありますので、来店前に各店舗の公式サイト等で最新情報をご確認ください。