LRT(ライトライン)

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宇都宮観光をライトラインで楽しむ!沿線のおすすめスポット

2023年8月に開業した宇都宮ライトレール(LRT)は、JR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までの約14.6kmを結ぶ次世代型路面電車です。愛称は「ライトライン」。路面電車の新線開業は全国で75年ぶりという話題性もあり、開業からわずか2年で累計利用者数は1,000万人を突破しました。

ライトラインの沿線には、宇都宮グルメの拠点となる駅前エリアから、大型ショッピングモール、天然温泉、国指定史跡、さらに2026年3月に開業したばかりのアーバンスポーツ施設まで、多彩な観光スポットが点在しています。運賃は初乗り150円からと手頃で、一日乗車券を活用すれば、車がなくても宇都宮の東側エリアを効率よく巡ることができます。

この記事では、ライトライン全19停留場の沿線から、観光・グルメ・買い物・温泉など目的別におすすめスポットを紹介します。停留場からのアクセスも併せて掲載しているので、はじめてライトラインに乗る方もそのまま参考にできる内容です。

ライトラインの基本情報と乗り方

まずはライトラインの概要を押さえておきましょう。宇都宮駅東口停留場を起点に、宇都宮市の東部から芳賀町の工業団地エリアまで、全19の停留場を結んでいます。所要時間は全線で約48分(各停)、快速利用なら約42分です。

項目 内容
路線名 宇都宮芳賀ライトレール線(愛称:ライトライン)
区間 宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地(約14.6km)
停留場数 全19停留場
運賃 初乗り150円~最大400円(対距離制)
運行間隔 ピーク時 約8分間隔 / 日中・土日祝 約12分間隔
支払い方法 交通系ICカード(totra・Suica・PASMOなど)、現金

交通系ICカードを利用すると全ドアから乗降できるため、混雑時でもスムーズです。現金払いの場合は先頭ドアのみの乗降となり、お釣りも出ないため、ICカードの利用をおすすめします。JR宇都宮駅の東口改札からライトラインの停留場までは、屋根付きの通路を歩いて約3分で到着します。

お得な一日乗車券の種類と買い方

沿線を観光目的で巡るなら、一日乗車券の利用が断然お得です。全線片道の最大運賃が400円なので、3回以上乗降するなら元が取れる計算になります。

一日乗車券は複数の種類が用意されています。

券種 料金 特徴
大人 一日乗車券 1,000円 ライトライン全線が1日乗り放題
大人 餃子券付き一日乗車券 1,300円 300円分の餃子券が付属。対象8店舗で利用可能
小学生 一日乗車券 500円 小学生向け
道の駅はが コラボ一日乗車券 2,000円 芳賀温泉ロマンの湯の入浴割引+食事券付き

販売場所は、宇都宮駅東口停留場の定期券うりば(9:00~19:00・無休)のほか、車両基地の定期券うりばや道の駅はがの総合案内窓口でも購入できます。乗車日の3日前から購入可能です。

また、2026年3月からは交通系ICカード対応の新たな一日乗車券も登場しました。朝9時以降、ライトライン全線に加え、関東自動車の宇都宮市内バス路線と宇都宮市地域内交通も乗り放題になるタイプで、totra・Suica・PASMOで購入できます。ICカードのチャージ残高から引き去る方式のため、現金での購入はできない点に注意が必要です。

【宇都宮駅東口】駅直結のグルメ&ショッピング拠点

ライトラインの旅の起点となるのが、JR宇都宮駅東口の停留場です。駅東口エリアは近年大きく再開発が進み、観光の拠点として充実したスポットが揃っています。

ウツノミヤテラス

2022年8月にオープンした駅前複合施設で、JR宇都宮駅東口とデッキで直結しています。館内には宇都宮を代表する餃子店「宇都宮みんみん 宮みらい店」をはじめ、カフェ、レストラン、居酒屋、スーパーマーケット、栃木土産を扱う「トチギマーケット」などが入居。2階・3階にはテラス空間も設けられており、買い物の合間にひと息つけます。

ライトラインに乗る前後に立ち寄りやすい場所なので、宇都宮グルメやお土産探しはここで済ませると効率的です。

ライトキューブ宇都宮

ウツノミヤテラスに隣接する交流拠点施設で、最大2,000人を収容できる大ホールを備えています。イベントやコンベンション開催時には多くの人が訪れるエリアです。建物の外観デザインも特徴的で、宇都宮駅東口の新しいランドマークとなっています。

宇都宮餃子を楽しむ

宇都宮駅周辺は餃子の街の玄関口です。ウツノミヤテラス内の「宇都宮みんみん 宮みらい店」は、日光杉や大谷石を内装に使用した広い店舗で、タブレット注文やセルフレジを導入しています。待ち時間が発生した場合も、館内をショッピングしながら過ごせるのが便利です。

なお、一日乗車券の「餃子券付き」タイプを購入すれば、沿線の対象8店舗(来らっせ本店・パセオ店、宇都宮みんみん 宮みらい店、宇都宮餃子館 健太餃子東口店、中華トントン、龍華園、らーめん正宗、満天家 ゆいの杜店)で300円分の餃子券が使えます。

【宇都宮大学陽東キャンパス停留場】ベルモール&天然温泉エリア

宇都宮駅東口から約10分、運賃はわずか150円(初乗り区間内)で到着するのが宇都宮大学陽東キャンパス停留場です。このエリアは、ライトライン沿線の中でも買い物と温泉の両方が楽しめる人気スポットとして知られています。

ベルモール

停留場から徒歩すぐの場所にある大型ショッピングモールです。ファッション、雑貨、飲食店、映画館などが入居しており、家族連れやカップルでも半日以上楽しめる規模です。フードコートや専門店街も充実しているため、ランチスポットとしても利用できます。

ベルさくらの湯

ベルモールに隣接する日帰り温泉施設で、「北関東最大級」を謳う規模を誇ります。源泉かけ流しの露天風呂を中心に、人工炭酸泉、3種類のサウナ(ロウリュウサウナ・塩サウナ・ハーブサウナ)、岩盤浴(チムジルバン)などを完備。230席のお食事処や整体・エステのリラクゼーション施設もあり、沿線散策の疲れを癒すのに最適です。

ベルさくらの湯の基本情報は以下のとおりです。

項目 内容
最寄り停留場 宇都宮大学陽東キャンパス(徒歩約5分)
営業時間 9:00~24:00(最終受付23:00)※情報取得日時点
定休日 毎月第3火曜日、施設点検日
泉質 ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
入浴料 900円~(コースにより異なる)※最新料金は公式サイトで要確認

【平石停留場】2026年開業の新スポット「アークタウン宇都宮」

宇都宮駅東口から約13分の平石停留場は、ライトラインの車両基地がある交通の要所です。そしてこのエリアに、2026年3月28日に開業したばかりの注目施設「アークタウン宇都宮」があります。

アークタウン宇都宮(東部総合公園)

平石停留場に直結した約3.6ヘクタールの総合公園で、栃木県内の新設公園としては初めてPark-PFI(公募設置管理制度)を活用して整備されました。

施設の核となるのは、スケートボード元日本代表監督が監修した国内最大級の屋根付きスケートパークです。初心者から上級者まで楽しめる設計で、国内外の大会開催にも対応可能な本格仕様となっています。2026年11月にはスケートボード国際大会「ワールドスケートボーディングツアー」の開催も予定されています。

このほか、3x3バスケットボールやBMXが楽しめる屋根付き多目的広場、子ども向けの複合遊具やポップジェット噴水がある芝生広場、地元食材を扱う産直店、和菓子の人気店「武平作」の新店舗など、幅広い世代が楽しめる施設が揃っています。入園は無料で、園内施設の一部が有料です。

項目 内容
最寄り停留場 平石(停留場直結)
開業日 2026年3月28日
入園料 無料(園内施設は一部有料)
主な施設 スケートパーク、BMXパーク、多目的広場、芝生広場、産直店、飲食店

【飛山城跡停留場】鎌倉時代の歴史に触れるハイキングスポット

飛山城跡停留場は、ライトラインが鬼怒川を渡った先にある停留場です。ここからは、鎌倉時代の城跡を整備した歴史スポットへ歩いて行くことができます。

飛山城史跡公園・とびやま歴史体験館

飛山城は鎌倉時代に芳賀高俊によって築かれ、約300年にわたって使用された城です。現在は国指定史跡として整備され、広大な敷地内には空堀や土塁の遺構が残っています。例年6月には紫陽花が美しく咲くスポットとしても知られています。

園内に併設された「とびやま歴史体験館」では、飛山城の歴史や当時の暮らしについて学べる展示があり、入館は無料です。

停留場から史跡公園までは徒歩約18分と少し距離がありますが、ゆるやかな上り坂の道のりはハイキング感覚で楽しめます。途中にはのぼり旗が立てられており、迷う心配はありません。なお、ライトラインの鬼怒川橋りょうが一望できるビューポイントも公園周辺にあるので、鉄道ファンにもおすすめです。

停留場にはパーク&ライド用の無料駐車場も設置されており、車を停めてライトラインに乗り換えるという使い方もできます。

【グリーンスタジアム前停留場】スポーツ観戦の拠点

グリーンスタジアム前停留場は、栃木県グリーンスタジアムの最寄り停留場です。Jリーグに加盟する栃木SCがかつてホームスタジアムとして使用していた場所で、現在もサッカーの試合やイベントが開催されることがあります。試合開催日にはライトラインの利用者も大幅に増えます。

この停留場は快速列車の追い抜きにも対応した構造を持つ日本初の路面電車用設備でもあり、鉄道ファンにとっては注目のポイントです。

【ゆいの杜エリア】新興住宅地のロードサイド散策

ゆいの杜西・ゆいの杜中央・ゆいの杜東の3つの停留場が連続するこのエリアは、近年急速に開発が進む新興住宅地です。ファミレスやスーパー、家電量販店などのロードサイド店舗が立ち並び、地元の日常を感じられるエリアとなっています。

餃子券付き一日乗車券の対象店舗である「満天家 ゆいの杜店」もこのエリアにあるので、沿線の餃子巡りの一環として立ち寄ることができます。

ゆいの杜中央停留場付近は、道路の歩道側からライトラインが走る様子を間近に眺められるスポットとしても知られています。沿線の風景を楽しみながら散歩するのにちょうどよいエリアです。

【芳賀町工業団地管理センター前停留場】道の駅はが&芳賀温泉ロマンの湯

終点近くの芳賀町工業団地管理センター前停留場からは、無料のバスで「道の駅はが」へアクセスできます。地元の新鮮な野菜や果物、手作りの加工品などが並ぶ直売所と物産館があり、お土産探しにも最適です。

芳賀温泉ロマンの湯

道の駅はがに併設された温泉施設で、泉質の異なる2つの源泉を持つ全国的にも珍しい温泉です。通常の入浴料金は600円ですが、前述の「道の駅はがコラボ一日乗車券」(2,000円)を利用すれば、入浴が半額の300円になり、食事券もセットで付いてくるためかなりお得です。

停留場から道の駅はがまでは無料バスが運行されているので、ライトラインを降りたあとのアクセスも心配ありません。

ライトラインの車窓から楽しめる見どころ

ライトラインの魅力は、沿線スポットだけではありません。車窓からの景色そのものが楽しめる区間がいくつかあります。

  • 宇都宮駅東口~東宿郷:大通りの中央を走る路面電車ならではの都市的な風景が楽しめます。
  • 平石中央小学校前~飛山城跡:ライトラインのハイライトとも言える区間で、専用軌道の高架橋で鬼怒川を渡ります。車窓から見る鬼怒川の眺めは開放感があります。
  • 清原地区~ゆいの杜:長いアップダウンのある区間で、車内からも車外からも路面電車が丘を越えていく珍しい光景を見ることができます。
  • ゆいの杜西~芳賀台:急カーブで進路が変わるダイナミックな走行が見られる区間です。

全線を乗り通すだけでも約48分の小さな旅を体験できるので、乗車そのものを目的に訪れる鉄道ファンや観光客も少なくありません。

ライトライン沿線おすすめモデルコース

一日乗車券を使って沿線を効率よく巡るモデルコースの一例を紹介します。

半日コース(約4~5時間)

宇都宮駅東口でウツノミヤテラスを散策し、宇都宮みんみんで餃子ランチ。その後、ライトラインで宇都宮大学陽東キャンパス停留場へ移動し、ベルモールでショッピング。帰りにベルさくらの湯で温泉に浸かり、宇都宮駅へ戻るプランです。

1日満喫コース(約7~8時間)

午前中にウツノミヤテラスで朝食を済ませたら、平石停留場のアークタウン宇都宮へ。芝生広場やスケートパークの見学、武平作でスイーツ休憩を楽しんだ後、飛山城跡停留場へ移動して史跡公園をハイキング。午後は宇都宮大学陽東キャンパスに戻ってベルモールとベルさくらの湯を満喫し、夕方に宇都宮駅東口へ帰着するコースです。

ライトラインの西側延伸計画

現在、ライトラインはJR宇都宮駅の東側のみを走っていますが、宇都宮駅西口から中心市街地(大通り)を経由して栃木県教育会館付近まで約5kmを延伸する計画が進められています。延伸区間の開通目標は2036年3月とされており、開通すれば二荒山神社やオリオン通りなど宇都宮の中心市街地へもライトラインでアクセスできるようになります。

西側延伸が実現すると、東西合わせた利用者数は1日あたり約32,000人に達する見込みで、宇都宮の街づくりに大きな変化をもたらすことが期待されています。

まとめ:ライトラインで宇都宮の新しい魅力を発見しよう

宇都宮ライトラインは、通勤・通学の足としてだけでなく、観光客にとっても宇都宮の東側エリアを手軽に巡れる交通手段です。車窓そのものが楽しめる路面電車の乗車体験に加え、餃子グルメ、天然温泉、歴史散策、最新のアーバンスポーツ施設まで、沿線にはさまざまな楽しみ方が詰まっています。

一日乗車券を活用すれば、何度でも乗り降り自由で沿線の気になるスポットをじっくり回れます。宇都宮を訪れた際は、黄色と黒のスタイリッシュな車体に乗って、沿線の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

※本記事の情報は2026年4月時点のものです。料金・営業時間・運行ダイヤなどは変更になる場合があるため、お出かけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

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うつのみや速報では、栃木県宇都宮市在住のWEBライター3名が宇都宮に関するさまざまな情報を紹介しています。

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